週末映画を見てきた。

しあわせの隠れ場所。


いなかっぺ大将-しあわせの隠れ場所

完全に僕の好きなジャンル。

これは実話に基づく映画で、スポーツ物という時点でビンゴ。



サンドラ・ブロック扮するリーアンという母親が、

写真右側のマイケルを家に泊める。

この家族は非常に裕福な家庭なのに対し、マイケルは

非常に貧乏で、父親の顔も知らず、母親とも一緒に住めない。

スラム街で暮らしているところを、アメフトのコーチに目をとめられ、

リーアンはとても強い女性で、インテリアの会社を運営している。(っぽい)

基本上から目線で、いわゆるかかあでんか。

でも夫もそんな彼女を尊重していて、とてもいい夫婦だし、

何より器が大きいんだなと感じた。

子供たちも、黒人のマイケルを嫌がることなく、家族の一員として扱う。

もちろんマイケルの人間的な魅力もあるのだろうけど、

2人の子供たちに対する教育が良かったんだろうなと思う。



それに比べて僕は対等がいいとか言って、全然折れないし、

マイウェイを突き進んでるタイプ。まぁ一言で言えば子供だね。

うーーーーーーーーーーーん。。。と考えさせられる。




リーアンがマイケルを養子にすると言い出したときに、

夫はそれは責任も出てくるし、そう簡単に判断すべきことじゃない。

みたいなことを言う。

それに対しリーアンは、

「そうね。」とだけ。

夫は

「なんだって!!?」

「キミが認めたの!?」

今までで初めてだ!みたいなリアクション。

するとリーアンは

「むかつくけど言うとおりだから」

と言う。

それで結局はリーアンの言うとおり養子になることになる。

器が大きいなぁと。



もう一つとても印象的な場面。

マイケルがミシガン大学に行くことになり、公正取引委員会かなんかから、

テューイ夫妻は母校に優秀な選手を入学させるために養子にしたのでは?と

とてもひどい質問を投げかける。

その言葉を半ば信じ、ショックを受けたマイケルは家を出てしまう。

リーアンがやっと見つけて彼に言った言葉は、

「あなたの人生なんだからあなたが決めなさい。」

と言う。

マイケルは

「お店の店員でも?」

と聞くと、

「あなたの人生なんだから、自分で決めなさい。」

と、とても言いたいことは山ほどあるけれども、

それを押し殺してリーアンが言う場面。

なんとも複雑な心境が伝わってきてジーンとした。



映画が終わった後に本物のリーアンとかマイケルとか、

家族が出てくるんだけど、本当に幸せそうな家庭だった。

リーアンはマイケルを育ててあげてるのではなくて、

マイケルと一緒にいることで自分が成長している、と言っていた。

素晴らしい関係だなと思う。



この春一番のオススメ映画です。

ぜひご覧ください。